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おいしいふぐの選び方

おいしいふぐの選び方

活きの良さを見分けるには

活きの良さは、目のあたりをこすると、目をつぶるかどうかでわかります。
天然物はとる漁師の持ち帰り方ににより美味しさがかわり、宮崎、大分の沖の漁師が美味しく持ち帰ることが多いとされます。
見た目は 模様がはっきりしている、白黒がはっきりしているものを選び、刺身、ぶつ切りの場合は、身が透きとおっている物を選びます。

  • 細長くなくぽっちゃり
  • 頭が小さいほうが、歩どまりがよい
  • 外傷がないもの
  • さわって弾力がある
  • 白子は大きい方がいいが、卵巣が大きいのはNG。(歩どまりの問題)
白…トラフグ  黒…カラスフグ  尻ひれが黒い
※『歩どまり』ぶどまり・歩留まりとは?
 魚類・野菜類・穀類・家畜などで、全体に対する食用にできる部分の割合です。

ふぐの白子

ふぐの白子は白いダイヤモンドと呼ばれ、古来から多くの美食家をうならせてきた食材です。

ふぐの種類

フグ類は、世界の熱帯及び温帯域に広く分布し、世界各地で100種以上が知られています。
(そのうち日本近海では約55種が生息)

代表的な日本近海のフグ

種類 産卵期 フグ毒性
トラフグ 3月-5月 中 毒
マフグ   強 毒
クサフグ 5月-7月 猛 毒
コモンフグ 4月上旬-下旬 猛 毒
シマフグ 4月-5月 中 毒
ショウサイフグ 6月中旬-7月下旬 猛 毒
カラスフグ   無 毒
ヒガンフグ   強 毒
シロサバフグ   無 毒
ハリセンボン 5月下旬-7月下旬 無 毒
  • トラフグ
  • マフグ
  • クサフグ
  • コモンフグ
  • トラフグ
  • マフグ
  • クサフグ
  • コモンフグ
  • シマフグ
  • ショウサイフグ
  • カラスフグ
  • ヒガンフグ
  • シマフグ
  • ショウサイフグ
  • カラスフグ
  • ヒガンフグ
  • シロサバフグ
  • ハリセンボン
  • シロサバフグ
  • ハリセンボン

ふぐの毒

ふぐには毒があることが有名ですが、この毒はテトロドトキシンと呼ばれる特有の体内毒で、おもに卵巣、肝臓などに多く、人間が食べると死に至らせる程の猛毒です。(釣ってきたふぐや、もらったふぐを素人判断で調理することは、非常に危険です。)
ふぐの調理には、正しい知識と技術が必要です。資格を持ったふぐ専門の調理師にお願いしましょう。

フグの種類による毒の分布

種類 卵巣 精巣 肝臓 腸肉 血液
トラフグ B - B - C -
マフグ A - A B B -
クサフグ A C A A A C
コモンフグ A A A B B A
シマフグ B - B - C -
ショウサイフグ A - A B B C
ヒガンフグ A C A B B -

(表の見方)
A 猛毒(10グラム以下で致死量)   B 強毒(10グラム以下で致死量ではない)   C 弱毒(100グラム以下で致死量ではない)
- 無毒(1000グラム以下で致死量ではない)

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